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今日も瀬戸内は美しいです

日記 ここだけの暢気で気儘で勝手なはなし

2017.02.21

・本 浜田マハ:著 「本日は、お日柄もよく」読了

おもしろかった。ストーリーや展開に目新しさはないように感じたけれど、主題が明確でわかりやすく、心情描写もシンプルクリアで、誰にでも無理のないキャパで話がスピーディに進んでいゆくので、エンターテインメントとして楽しむにはちょうど良かった。たくさん本を読みたい時には、こういう類の本を間に挟みながらだといいな、と思った。

仕事において、何か大きな変化を起こす時の展開が、現実味があったと思った。自分もいろいろな変化を経験してきたので、そこのリアルな感覚が少し重なって興味をそそられた。当事者は意外にも冷静で、判断はシンプルで、時たま個人的な感傷が重要なポイントだったりする。周囲から見ると早いと思わせる時間軸でも、当人は、誘惑や無駄を排除した冷静な思考の淡々とした時間軸(視界)で進んでいるからだ。もちろん、現実ではそのシンプルさの裏に、膨大な努力と学びと経験からの裏付けという、自己判断と覚悟が含まれている。最後の方、自分の悲惨なだけの流産の経験を思い出してしまい、どうも気持ちが落ち着かなかったが、本では幸せな展開のなか、ハッピーエンドで良かった。そうあるべき、な最後だった。

 

・会社のコンセプト

会社のコンセプトを見るのが好きだ。前向きな言葉、希望溢れる言葉、人を幸せにする言葉が凝縮されている濃厚なメッセージ。ハマった時期があって、興味のある会社のコンセプトに使われる言葉をチェックしていた。

大好きな珈琲店のHPを見ていて、ふと思い出して、コンセプトを見てみた。大賛成♬「笑顔」「わくわく」大好きな言葉♬世界が「笑顔」と「わくわく」で溢れますように♬

東京・恵比寿のスペシャルティ・コーヒー専門店|猿田彦珈琲

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短いコンセプトメッセージは、同じようなものばかりに見えるけれど、その言葉の裏には様々なコンテキストが含まれている。それを、メッセージの周辺にある様々な要素から想像することが面白いのだ。その会社の商品はもちろん、社長の顔や人柄、ロゴ、社風、社屋、オフィス、社員の雰囲気など。コンテキスト思考が、イメージを膨らませてくれる。言葉が上部だけになっている会社も時にはある。バレバレである。個人も然り。気が引き締まる。

 

2017.02.20

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・お雛様

昨年の旅行先で見付けた、かわいらしいお雛様。今年初めて飾る。 旅行先の、木工作品の作家さんご夫婦が営んでいるギャラリーで、一目惚れしたもの。すごくちっちゃいのに、丁寧に愛情込めて作られたのが伝わってくる、美しい存在感のある作品と感じた。 細部まで手を抜かない仕事、特に色選び色遣いがとっても素敵。金色は、下に色が重ねてあって、深みのある雰囲気のある色合いを創り出している。床につく面には、見えないのだけど、綺麗な渋味のある紫色が使われている。他の作品もかわいらしかったなぁ。

2017.02.19

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・日曜のビーチ

日曜の夕方、久し振りに近所を散歩した。近くの海浜公園で、まだ行ったことのない場所まで足を伸ばしたら、素敵なビーチを発見した。犬の散歩をしている人がひとり。ただそこに居るだけでいい。足裏に伝わる砂の感触、鼻を誘う海の匂い、頬を撫でる海風、眼を潤す穏やかな波と夕陽の輝き… 誰もがこの美しい瞬間をこころに留めたいと願うだろう。

2017.02.17

・腰痛

腰がイかれてしまった。痛い。毎日ヨガをしていても、酷使してはいけないのだと反省。運動をしていれば、栄養を摂っていれば、色々気をつけていればいいというものではないのだと反省。きちんと考えた上で、最終的にはバランスが大事。漢方スタイリストとして反省。・・・・シュン。

 

立春

今は立春だ、だ。るんるん。あたまの中がピンク色に染まっていく。るんるん。

2017.02.15

・バレンタイン

人間ドックで糖尿病予備軍となったパートナーから、今年はチョコはいらないと何度も言われていたので、用意をしていなかった。それでも、おやつが大好きなことはバレバレだったので、悩んだ末に「大人のたけのこの里」とメッセージカードを渡した。直前まで、本当にいいのかな、こんなんでいいのかな、と悩んでいたけれど、彼は喜んでくれた。わたしも、清々しく幸せを感じられた。

東京では1万円前後のブランドチョコレートが当たり前だったのが、遠い昔のようだ。シャンパン風味のプラリネ、とか。男の子の間で、もらうチョコレートのブランドで彼女が査定される話を聞いて驚いたものだ。確かに美味しい。食はアートの世界でもあるから、いい素材いい作品、多くのバリエーションに触れることは、とても素晴らしい。

そう、バリエーション。「たけのこの里」は美味しい。バレンタインだからと言って、ブランドチョコがすべてではない。そのことに、改めて気付かされた気がする。お店がない、という状況のおかげで、あると見失いがちなものに、改めて気づかされている気がする。

 

・東京ライフと瀬戸内ライフ

イベントやアニバーサリーがあると、東京ではそれを取り上げたモノやサービスが溢れていて、皆が競争していてた。皆が積極的に巻き込まれて楽しんでいた。情報がシャワーのように降り注いでいた。生きる選択肢が、楽しむ選択肢が多いということは素晴らしい。そんな東京の生活だったと思う。

溢れる情報、結局押し付けられる指標や基準、物事の定義や理想像、いつの間にか「こうあるべき」という広告基準の縛りに振り回されてしまう、い人たち。い者だけが勝ち残れる社会で、わたしは鍛えられたのだと、心から感謝する。

人生の偶然により、いま瀬戸内ライフの時間を与えられている。土地土地により様々な生き方があり、様々な幸せがあり、様々な美しさがあることを、生活というレベルから体験させてもらっていることに、心から感謝している。わたしは多くの幸せと美しさの形を知っている、多くの幸せと美しさを感じられる、幸せ者だ。

東京と瀬戸内とで暮らしてみて、意外にも、狭い常識の中で人は生きているのだなと思う。というのも、ダイバーシティだとか言われているが、結局は価値観の合う人は自然と集まるもので、仕事も生活も合う人と(だけで)するものだから。裏返せば、合わない人は排除される。様々な価値観を受け入れて新しい価値を創造するとか、口だけで言っている人ほど、排除傾向があるようにすら思う。その結果、コミュニティが生まれ、生活が生まれ、価値観が育ち、文化成熟していくのだなと実感する。

いま思うのは、それでいいのだということ。その人が、その時々、その場その場で、必要ベストな選択をするのみ。視野が広がるほどに、シンプルにそう思うようになっていく。違いは、いいも悪いもなく、シンプルに、ただ違うのだ。

東京ライフと瀬戸内ライフ、その違いを実感することで得られる思慮は、とても有意義で美しい豊かさを与えてくれる。

 

・瀬戸内の大自然を身に纏う生活

瀬戸内は、自然の環境が素晴らしく美しい。朝はキラキラした朝陽に迎えられ、美しい夕陽で一日が終わっていき、夜には空いっぱいの星がキラキラ輝き、月はわたしたちを見守っていてくれる。そんな壮大な美しさが、当たり前に常にあるという安心感は、心を満たし人を穏やかにしてくれる。それは、大自然を身に纏っている、とでも言おうか。みんなが等しく美しさと幸せを享受していて、満足のボトムが等しく高いから、比較することも競うこともない。大自然を身に纏っている者同士の、穏やかな幸せの連帯感のなかで、瀬戸内の人々は生きている。