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今日も瀬戸内は美しいです

日記 ここだけの暢気で気儘で勝手なはなし

2016.11.11

・11.11 ポッキーの日

「ポッキー」という名が、グリコの登録商標であり、お菓子の一般名称ではないと知ったのは、わたしはだいぶ大きくなってからだったと思う。

ただの「名前」にしか見えていなかったものが、その時から、内に隠れている「社会的意味」も同時に見えるようになったように思う。自分の目に見えているものは、ただのものではなく、権利など社会的意味がたくさん詰まっているのだと。物理的に独立した個体が、隠れている意味によって、社会で複雑に繋がり合っているのだと。その繋がりにこそお金が発生し、人やコミュニティの関係性が生まれ、この資本主義が成り立っているのだと。平面的なだけだった世界が、多次元に立体化してどこまでも広がっていく世界に見えるようになっていった。こどもながらに、その発見は衝撃的に感じた。

その後、仕事の開発で商標やらと関わることになり、その社会的感覚は当たり前になっていく。そして、発見という無邪気な冒険は過去になり、発見した世界が、今度は自分の世界になっていく。

あの時の、世界に飲み込まれるような、新しい世界に驚愕するような衝撃は、またいつか感じることはあるのだろうか。あの時以来、私の感じる発見や衝撃は、小さくなっていっているように思う。寂しいような、でも、その記憶があるだけ、いいのかもしれない。その記憶が、確かに感じたあの思い出が、私の心をあったかくしてくれている気がする。

 

・今朝の空

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今朝、陽が出たところの空。この直前、空は夕焼けのように赤かった。ダイナミックに美しく変化する空。窓から見える瀬戸内の景色は、どうしてもまだ現実味がなくて、まるで物語の絵のように見える。

有期滞在の間、この貴重な大自然の中の生活を通して、何が得られるのだろう、何が残るのだろう、わたしは変わるのだろうか、きっと人生の中でキラキラ輝く美しい思い出の時間になることだろう。