今日も瀬戸内は美しいです

日記 ここだけの暢気で気儘で勝手なはなし

2017.03.01

・本 森 絵都:著「みかづき」読了

久し振りに、とてもとても面白かった。感激。

少し前の王様のブランチで紹介されていて、気になっていた。やっと読めた。3世代に渡る家族で、教育業界の中で事業を大きくしていく物語。また、世代を超えた家族の変遷を、仕事という軸を持って表出させ表現した物語。

一人の人間がその時代によって、人として、女性または男性として、親としてまたは子として、事業家としてまたはスタッフとして、など様々な側面から描かれていた。時代が変わると、ただ登場人物が変化するのではなく、ずっと一人一人をしっかりと追い続けている。一人の人間の変化と共に、登場人物が増えていき、時代が代わり、家族を中心とした人間関係が広がっていく様が、とても無理なく自然に感じられた。一冊の本が、一家族の歴史となっていく。家族物語が中心にあると、自分を重ねることができて、考えさせられる点気づかされる点がたくさんある。人の成長、家族の変遷、事業の展開、時代の変化、そういったものがぎゅっとコンパクトに詰まった満足の一冊だった。