伊坂幸太郎 著「ホワイトラビット」読了

伊坂幸太郎 著「ホワイトラビット」読了

少し前に読了した。とっても面白かった。

パートナーさんが大好きな作家さんで、新作「ホワイトラビット」が出てパートナーさんはすぐに購入してきたのだけど、たまたまタイミングが試験勉強と重なり、かわいそうに、本は読まれずにダイニングに置かれたままになっていた。それを見てたまたま、わたしは手にとって読んでみた。小説の作家さんで特別にファンだという方はいないのだけど(好きだなと思って何冊か読む人はいるけれど、全ての作品が好きだとか、新作が楽しみだ、というまでなかなかいかない)。

読んでみたら面白くて、あっという間に物語に引き込まれた。途中で、たまたま自分にとってタイムリーだったり身近だったりするキーワードが出てきたこともあり、簡単に物語に浸ることが出来た。展開のテンポもいいし、程よく面白くて程よく真面目で、人物の心象描写のバランスもいいし、引っかかるところがなく、スラスラ読めた。今思えば、言葉の強弱というか、言葉選びも巧みだったんだろうな、言葉や文書に最後まで全く飽きなかった。終わり方も、読者の想像に任せる部分を残しつつ、それでいてしっかりと地に足のついた終わり方をしたと感じた。終わり方が、なんかモヤモヤする終わり方をする本もたくさんある中、好みの終わり方だった。警察と泥棒のお話という、私のような一般人には闇の世界を描いていて、知らないからこそなのか持ってしまうロマンや夢も感じられて、とても面白かったです。

 

最近読んでいた小説は(小説において私はいつもそうなのだけど)、賞をとった本や、その関連の本がメインだった。パートナーさんのおかげで、自分が普段手に取らない世界を教えてもらったと感謝。もっと他にも、面白そうな本を読んでみたいと思った。